オランダで風車を見るならおすすめのザーンセスカンスの場所・行き方
2018/04/13
みなさん、こんにちわ。
世界を旅するノマドブロガー、かつお(@katsuyamamoto)です。
さて、オランダといえばハイネケン、コーヒーショップ、飾り窓などが有名ですが、もしあなたがアムステルダムを旅する予定なら、風車のある風景を見ることを強くおすすめします。
オランダの風車のある風景といえば、世界遺産でもあるキンデルダイク(Kinderdijk)が有名ですが、いかんせんアムステルダム中央駅から欧州特急タリスに乗って2時間かかってしまうのが難点なんですよね.....。
そこで今、オランダを旅する世界中の旅人から人気なのが、ザーンセスカンス(Zaance Schans)という風車の村。
ここの最大の特徴は、アムステルダム中央駅から電車でなんと20分弱で行けるというところ!
アムステルダムの喧騒を離れ、あっという間に古き良きオランダの田園風景を堪能できる村なんですよね。
もちろん、日帰りで観光できるので、帰りにアムステルダム中央に寄ることも十分可能。
忙しい日程の方には、オランダを満喫するためにはめちゃんこおすすめな村となっております。
今日は、そんなザーンセスカンスへの行き方や見どころをレポートしてきました。
さあ、奥様!
メモのご用意を!!
スポンサーリンク
目次
そもそもオランダと風車の関係は?訪れる前の予備知識!
ご存知のようにオランダといえば風車が有名ですが、それはそもそもオランダの地政学的な位置に深い関係があります。
オランダとはポルトガルなど一部の国の人が呼ぶ呼称で、そもそも正式名称はNederland=低地の国、という意味。
偏西風をもろに受ける海沿いの平地にあるオランダは、その風力をエネルギー源に変えることによって、中世後期に劇的に発展していきます。
当時は産業革命が起こる少し前でもあったので、大量の単純労働作業が風車の動力によって置き換えられ、オランダの産業は爆発的に成長しました。
この頃をオランダ人は、Golden Age(オランダの黄金時代)と呼んでいます。
しかし、エネルギー源が石炭に移り変わっていくに従い、次第に風車産業は衰退。
今では、世界遺産で有名なキンデルダイクなど、風車はその歴史的意義を残す意味で保護されているのが実情です。
日本で言うところの、伝統芸能(?)のような位置づけですかね。。
スポンサーリンク
ザーンセスカンスの場所・行き方は?
ザーンセスカンスへはアムステルダム中央駅から、国鉄(スプリンター)に乗ってわずか4駅、17分のところにあるザーンセスカンス(Zaandijk Zaance Schans)駅で降りるのが、1番良いアクセスです。
バスで行くルートもありますが、それだとアムステルダム中央駅から約40分かかり、しかもトラベラーズには嬉しいフリーパスが使えないんですよね。。。
と言うわけで、アムステルダム中央駅からスプリンターでピューッ!とガーッ!と行くのが、個人的におすすめです。
サイトによっては、Koog-Zaandijk駅下車と紹介しているものもありますが、今は駅名はZaandijk Zaance Schans駅となっています。
で、駅からですが、2つのルートがあります。
Google マップだと下図ように2つのルートがあるのですが、オススメは点線のルート。
下の経路から行くとやや寂れた感じの道になっていてあまり見所は無いかと思います。
両ルートを歩いた僕が言うんだから間違いなしよ!!
橋を渡りきる前に、左の角を少し入ったところに、いい感じのオランダ風カフェがあります。
ここのカフェがとても良かったので、少し紹介。
っていうか、この辺一帯はその他にカフェやレストランが全くない!
なので、時間にゆとりがあるならぜひ立ち寄ってみてください!
店内は木製のチェアで統一された、スッキリとしたインテリア。
一応パン屋さんなのですが、メニューはケーキからハンバーガー、サンドイッチ、ワインからビールまで頼めます。
ザーンセスカンスの中にもカフェがありますが、ここのランチはとてもおいしかったのでオススメですよ!
※2018年4月更新
このブログをご覧になられた方からの写真を頂きました!
店名も間違っていたようでして、修正しました。
場所はこちらになります。
橋を渡る手前の交差点を少し入ったところですね。
橋を渡るとザーンセスカンス村の入口があるので、すぐにわかると思います。
明らかに周囲と雰囲気が違う、歴史遺産の区域だからでしょうか。
村の中に入ると、素晴らしい景色が目に飛び込んできますよ!
風車ですが、ふもと(?)まで行くと中に入ることができます。
もちろん風車は現役!でズッコンバッコンと動いております。
最初の風車に入ると、ザーンセスカンスの興亡の歴史をまとめたムービーが上映されてました。
オランダ語で何言ってるのかわかりませんが、簡単な英語のテロップがドーン!!と出るので、雰囲気で何となくわかるという。。
まるでおとぎ話の世界に紛れ込んだみたいな錯覚に陥ります。
ザーンセスカンスの見どころ・ポイントは?
さて、ザーンセスカンスの滞在時間ですが、
男子:1時間〜4時間
女子:4時間〜2泊3日
となっております。
冗談のようですが、村にはこのようにB&B(宿泊施設)もあるのです。
ここではザーンセスカンスの見どころとポイントを3つご紹介しましょう
1.自転車を借りて村を散策するのがGood!
オランダと言えば自転車ですが、ここザーンセスカンスにも自転車専用レーンが舗装されております。
村全体はそんなに広くもないため、徒歩でも十分鑑賞可能ですが、自転車を借りると1番先にある風車の向こうまで行くこともできます。
自転車をレンタルできる場所と一番先の風車は、こちらになります。
2 お土産屋さんがとても充実!
実はここ、ザーンセスカンスはめちゃんこお土産屋さんが充実しているんですよね。
風車で作られるような民芸品からオランダ生まれのミッフィーグッズ、木靴やそれにちなんだグッズなど....
アムステルダムにもお土産屋さんはたくさんあるのですが、正直言って、どれも似たり寄ったりの品揃えなんですよね。。
その点ここ、ザーンセスカンスには個性あふれるお土産グッズがてんこ盛りでございます。
アムステルダムのどれも同じお土産のラインアップにうんざりしていたあなたは、ここザーンセスカンスでオランダのお土産を買うのはどうでしょう?
そこまで風車にこだわるか(笑)
風車の動力で作られた商品が、これでもか!というほど売られています。
こちらはチーズ屋さんですね。
ミュージアムの近くにある撮影スポット。
ご覧の通り、木靴のお店となっております。
木靴はタップダンスなんかを踊るときに使われたり、現場作業のときの安全靴として使用されるもの。
その多くは風車を動力として作成されていたんですね!
実際に履いてみたけど、木靴は固い!(当たり前)
なのでお土産にはスリッパを購入しました。
ワッフルやスイーツなどもたくさん売られており、女子にはたまらないラインアップ。
この木型でチョコを作るんですね、わかります。
この鋳型にカカオを入れてチョコを作るんですね、わかります。
お土産を物色しながら、その風車が織りなす様々な製品の制作過程を見ることもできたりします。
なので、歩いているだけでかなりたのしいんですよね。
スポンサーリンク
3 ザーンセミュージアムは必ず行くべし!
歩いているだけでおとぎ話の世界の中にタイムスリップしたかのような錯覚に襲われるザーンセスカンス、それだけでも充分楽しいのですが、奥のほうにあるザーンセミュージアムは必ず立ち寄ってください。
入場料には10ユーロかかりますが、ザーンセスカンスが歩んできた歴史や風車の作り出す民芸品の紹介、この地で誕生した菓子企業の工場など、英語やオランダ語がわからなくても見るだけで充分楽しめること間違い無しです。
実際の風車の内部の歯車。
風の力を利用して、あとはテコの原理でこのような動力を得ているんですね、わかります。
オランダの黄金期に創業した菓子企業(名前は忘れました)が作るお菓子の工程が見学できたりします。
そしてイレギュラーで、スタッフが作りたてのお菓子を配ってくれるサービスも!
このオーブンでクッキーを焼いてるんですね、わかります。
これも楽しかった!
自分の立ち位置をセンサーで反応、その時代の風車の数をスクリーンに写してくれます。
ちょっと見えにくいけど、1735年が一番風車が多かったのですね!
こちらは風車を動力にしたノコギリ。
機械がまだない時代は、圧倒的に効率的だったんでしょうね。
まとめ
というわけで、ザーンセスカンスの街を堪能した後はアムステルダムの街へ繰り出しました。
何度もいいますが、その時間わずか20分足らず!です。
アムステルダムへ旅する方は、是非この古き良き風車村を訪ねてみてください☆
アムステルダムからお隣のベルギーまでは、電車で2時間もかからず行けるんです。
アムステルダムからベルギーまで日帰りで電車での行き方を完全解説しております!
アムステルダムでのコーヒーショップに興味のある方は、こちらをご参照ください。
オランダ・アムステルダムでのコーヒーショップへの行き方・注意事項でまとめてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
このブログの作者はこんな人ですっ!
毎日が日曜日のライフスタイルにご興味のある方は、是非アクセスくださいっ!
- 1
Amazonプライム会員に登録してわかったメリット・特典(2018年2月版)
みなさん、こんにちわ。 世界を旅するノマドブロガー、 ...