行動経済学がよくわかるおすすめの本を3冊紹介します - 毎日が日曜日

行動経済学がよくわかるおすすめの本を3冊紹介します

   

 

行動経済学

 

みなさん、こんにちわ。

世界を旅するノマドブロガー、かつお(@katsuyamamoto)です。

 

おそらくこの記事にたどり着いたあなたは、行動経済学なるものに少なからずご興味がある方でしょう。

 

従来の経済学では、ヒトは必ず合理的に動く前提で全ての予測モデルが計算されていました。

 

しかし、ヒトというのは常に合理的に動くものではありません。

 

時に、なんで???というような非合理な行動をとったりします。

 

いや、と言うよりは実はこの非合理な行動(=感情的な行動)が、世界の経済を動かしていると言っても過言ではありません。

 

2017年のノーベル経済学賞を受賞した、シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が提唱する行動経済学がそれであり、これをよく理解することで自身のビジネスやマーケット分析にとても応用が効くんですよね。

 

僕も自分のビジネスに取り入れたところ、とても役立っています。

 

今日はそんな行動経済学がよく分かるおすすめの本を3冊ほど、紹介させていただきます。

 

行動経済学に興味のある人のご参考になれば幸いです。

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PC用

実践行動経済学 リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン著

 

行動経済学 本

 

まずはリチャード・セイラー教授の著作を、直接読むのが一番でしょう。

 

その前から、いわゆる心理学の分野で研究されてきたヒトの心理を、経済学に応用したのがリチャード・セイラー教授。

 

その功績が認められ、2017年にノーベル経済学賞を受賞しております。

 

そもそも行動経済学=我々の日頃の非合理な行動を解説したものですので、どこか心当たりがあるような話が多く出てきます。

 

そしてそれらのヒトの心理(=感情の動き)に、Nudge(=ナッジ)が必要だと、リチャード・セイラー教授は説きます。

 

Nudge(=ナッジ)とは、肘で軽く小突くことによって相手を促すというような英語で、要するに行動するヒトの軽い最後の一押しとして、行動経済学は役に立つということなんですね。

 

ただ、後に紹介する本と比べて、やや小難しい内容だったりします。

 

行動経済学をきちんと理解したい人にはおすすめですが、もっと楽しく学びたい!という人は、この後の本のほうが良いかもしれません。

 

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ヘンテコノミクス 佐藤雅彦・菅俊一著

 

行動経済学

 

どこか懐かしさを感じさせる昭和のサザエさん的な漫画で、わかりやすく行動経済学を解説してくれている本。 

 

アンダーマイニング効果、感応度逓減性、アンカリング効果、ハロー効果など、とてもわかりやすい漫画の例でした。

 

僕が個人的に良かったのは、親近効果の漫画です。

 

漫画なので引用しても伝わらないかもですが、解説文だけ少し引用して紹介すると、、、

 

あなたは、自分の発言の癖のせいで、デートに失敗してしまいましたが、占い師の助言通りにすることで、ついに憧れのえみちゃんの心を射止めることができました。
 
私たちには、複数の情報を順番に提示された時に、後に提示された方印象強く評価してしまう「新近効果」と呼ばれる心理現象があります。
 
そのため、同じ情報でもネガティブなことを最後に言うと相手はネガティブな印象を持ち、ポジティブなことを最後に言うと相手はポジティブな印象抱く傾向があります。
 
人間の意思決定メカニズムを研究している行動経済学の背後には、このような、価値判断に関わる心理現象があるのです。

 

このように、それぞれの心理効果を紹介する漫画の後に解説文が載ってあり、本格的な行動経済学を学ぶことができます。

 

自分の仕事仲間の女性に貸してあげたところ、「とてもわかりやすかった」と言ってたので、活字嫌いの人にもおすすめです。

 

ヘンテコノミクスという本の名前は、人間の不合理な行動=ヘンテコな行動と、経済学=エコノミクスを組み合わせた造語で、要するに行動経済学をわかりやすく解説してくれている良書でした。

 

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あなたを変える52の心理ルール  メンタリストDaigo著

 

行動経済学 本

 

テレビのババ抜き企画などで圧倒的な強さを見せるDaigoさんの著書。

 

行動経済学という枠組みではなく、彼の本職である「心理学」をベースとしたもので、ビジネスだけでなく、恋愛や人とのコミュニケーションにも応用できる内容が満載でした。

 

内容を一部抜粋して少し紹介すると、、

 

人に陰口を言われたら、嫌な気分になったり怒りを覚えたりする人が多いと思います。
 
しかし、陰口を言われると言う事は周囲があなたの優位性を認めている証拠なので、むしろ喜んでもいい現象なのです。
 
心理学では陰口や悪口は人間の防衛行動の1つと考えられています。
 
人は明らかに格下の相手の陰口は言いません。
 
勝てないと思う相手に対して、弱い自分を守るために陰口を言うのです。
 
つまり、陰口を言うのは、あなたに対して脅威を感じている証拠なのです。
 
嫉妬は、どういう時に感じるでしょうか。
 
例えば、小学生の子供が、鉄棒で逆上がりができたと言って、そのことをあなたに自慢してきたとしましょう。
 
それに対して、あなたは腹が立ったり、嫉妬したりして陰口を言うでしょうか。

 

う〜ん、ビジネスと言うより、日々の人間の行動について「なぜその行動をするのか?」という分析が、Daigoさんは秀逸なんですよね。

 

確かにDaigoさんのババ抜きなんかを見てても、圧倒的な強さです。

 

 

もちろん、これは一切やらせなしというのも、ホリエモンさんが後にTwitterで証言しています。

 

その他の内容として、僕がメモを取ったのは、、、

 

アメリカのオハイオ州で「フットインザドア」を利用して選挙の投票率を上げた実例があります。
 
心理学者のアンソニー・グリーンワルド博士が率いる調査チームが行いました。
 
といっても、選挙当日に「調査」を行い、
「今日、選挙に行きますか?」
と聞いただけです。
 
相手は明確な理由がない限り、「いきません」とは答えにくいので、多くの人が「行こうと思ってます」と答えました。
 
これはそのままビジネスに使えます。
 
事前にアンケートと言う形で「興味ありますか?」とか「試してみたいですか?」と聞いておき、後日営業に行くと承諾率は非常に高くなるのです。
 
この手の研究は世界中で行われ、効果のあることが確認されていますが、組織的に導入している日本企業は比較的少ないので、もったいないと思います。
 

フット・イン・ザ・ドアという心理効果に関しては、上記で紹介したヘンテコノミクスでは確か紹介されていなかったと思うので、こちらもまた、行動経済学を学ぶには並行して読むと良いと思います。

 

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まとめ

 

以上、個人的におすすめの行動経済学がよく分かる本、3冊の紹介でした。

 

みなさんの参考になれば幸いです。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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