モンゴルのゲルに宿泊できるおすすめのツアー・予約方法・料金など完全解説!
2017/12/22
みなさん、こんにちわ。
世界を旅するノマドブロガー、かつお(@katsuyamamoto)です。
その昔、テレビで「ウルルン滞在記」なる番組が放送されていた時、その番組で海外の家庭にホームステイしているタレントさんが、いよいよホームステイから帰国の途につくとき、ゲストであるタレントとホストファミリーとの涙のお別れにいつも感動していた。。。
そんな穴があったら入りたい黒歴史に蓋をしながらも、実はささやかな野望として、いつか自分もどこかにウルルン滞在したい!と思っておりました。
それから時は流れ.....
実は、、、ピッタリの滞在先を見つけてしまったのです。
そう、それがモンゴルのゲルなのです。
というわけで、2014年の夏、娘と一緒にモンゴルのゲルにホームステイ行ってきました。
今日はそんなモンゴルのゲルにホームステイできるおすすめのツアー会社、料金、注意事項などについて解説したいと思います。
ゲルに宿泊することに興味のある方は、メモのご用意をっ!!
目次
モンゴルのゲルで宿泊・ホームステイできるおすすめツアー会社
さて、当たり前ですが、まずはモンゴルに飛ぶ前に、日本からゲルの宿泊・ホームステイツアーを主催しているツアー会社に、申し込みをしましょう。
わたしが今回、Trip Adviserなどの口コミから総合的に判断したのは、英語が通じるモンゴルのツアー会社、Stone Horseさんです。
こちらのStone Horseさんがおすすめな理由....。
それは何といっても、日本のツアー会社よりも圧倒的に安い!のです。
このStone Horseさんのサイトのページの中段ほどに、こういう記述があるのですが、、
2 nights ger/1 night city guest house with sity tourとは、ger(ゲル)に2泊して、1泊はウランバートルのゲストハウスに泊まって、市内観光付きという意味です。
ゲルには3泊のプランも選べますが、個人的には絶対に2泊がいいと思います(理由はまた後ほど......)
赤い字のFor Airport pick up....というくだりは、要するに空港送迎のことで、40ドルくらいなら絶対につけてもらいましょう。
ちなみにこちらのStone Horseさんで空港送迎を頼むと、ウランバートルの空港に到着すると、あなたの名前のプレートを持って待機してくれています。
料金は285ドル+送迎40ドルですので、日本円で3万5000円ほど。
英語でメールなんて、ハードルが高い....という方は、グーグル翻訳を使いましょう。
スマホの方でもグーグル翻訳のアプリがありますので、そちらからダウンロードすると便利ですよ!
申し込みは、contactから英語でメールします。
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まずはモンゴルまで行かなくては!
というわけで、各ツアー会社でゲル宿泊ツアーを予約したら、モンゴルまで飛んじゃいましょう。
成田空港からの場合は直行便あり
まず、モンゴルまでの直行便は、ミアット(MIAT)モンゴル航空が成田からウランバートルまでの直行便を運航しております。
航空券もそこまで高くないので、とりあえずはこれをチェック!
右上のENをクリックすると、英語表記になります。
ちなみに日本語表記はできません。
関西空港からの場合は中国経由がおすすめ
関西空港から行かれる方は、中国系の航空会社を利用して北京や上海で乗り継ぐのもいいでしょう。
僕は関西空港より、中国国際航空の北京乗り継ぎで行ってきました。
北京ではその時、ちょうど世界陸上の大会がやっていてめちゃくちゃ混んでおり、あらゆる面でカオスでしたが......。
乗り継ぎの北京や上海で1泊するのもいいですね。
その場合、気をつけていただきたいのは中国ではLINEやFacebook、Googleは中国特局の規制によって見れないこと。
中国のネット規制をかいくぐって、ネットを閲覧する方法についてはこちらをご参照くださいませー!
ウランバートル空港到着からゲルステイまでの流れ
先述したとおり、このStone Horseさんで空港送迎を申し込んでおくと、ウランバートル空港到着時に、あなたの名前をプレートに書いて待ってくれています。
そしてそのままウランバートル市内のゲストハウスへ送迎▶翌日の早朝にゲルに連れて行ってくれる、というシステム。
モンゴル到着の翌日、ゲストハウスに車が迎えに来てくれます。
ちなみにゲストハウスはこんな感じ、あくまでゲストハウスであって、ホテルではありません。
アパートの1室をAirB&Bのようにシェアするタイプのゲストハウスでした。
近くにはコンビニのようなお店もあるし、1泊だけなら全く問題なし!
次の日の早朝08:30、Stone Horseさんのミニバンが僕たちを迎えに来てくれます。
車に乗って約2時間〜3時間、車はひたすら草原の方へ向かいます。
だんだんと周囲の景色が牧歌的なものへと変わっていき、、、
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とうとうゲルに到着!!
びっっっくりするくらい、なんにもないぞーー!!
宿泊するゲルの様子
昔テレビで観た「大草原の小さな家」くらい、目の前に広がる大草原。
6歳のうちの娘のテンションは早くもMAX、わたしはあまりの何もなさに早くもガクブル。
今回お世話になるホストファミリーは、隣のゲルにいらっしゃるこちらのおじさんとおばさんです。
全くと言っていいほど英語は話せませんが、コミュニケーションは何とか取れます。
それにしても見渡す限り、牛、馬、羊!
食べたら美味しそうやぞー!!!
食わせろ、おまえらー!!!!
もちろん、そこらここらには糞だらけという、お決まりの感じ。
でも乾いていてコロコロしてるので、踏んでもそこまでダメージはない。
実際のゲルの中は、こんな感じです。
ちょうど8月に行ったのですが、夜の冷え込みは凄まじく、寒暖差は想像以上なので、中央のストーブは必須です。
あと、ベッドの固さがハンパない。。。
最初にトイレの位置を確認したとき、ぶったまげました。
徒歩3分ほど先にある、こちらの掘っ立て小屋が、汲み取り式の便所となります。
蜘蛛やらアリやらで、虫が嫌いな女子には厳しいのではないでしょうか?
もちろん水道なんて言うものはござーせん。
雨水をろ過して、プッシュ式の手洗いたらいがこちら。
どーーん!!!
こ、ここで2泊するのか.....。
この時すでに汗をかいていたわたしは、もうシャワーが浴びたくてウランバートルに戻りたくなっていたのでした。。。
ちなみに、アクティビティなどはもちろんなし!!
伝統のモンゴル弓矢を少し触らせてもらうも、全く的に当たらず......
唯一の楽しみは、1日3回のお母さんが運んできてくれる、モンゴルのゲル料理!
これ、ほっぺたが落っこちるくらい美味しかった!!
こちら、ラム肉ライス、さっきまで、生きてたんでしょうか。。。
この点心、めちゃ美味しかった!
やっぱり中国との文化が混ざってますよね。
隣のゲルから、娘と同じ8歳の女の子が遊びに来てくれました。
イクスティジンちゃん、です!
しかし僕には相手する子供がもう1人増えたということになり、まさにツープラトンの悪役を相手に戦うプロレスラーの心境......。
二人して、わたしに水をかけようと企んでいる。。。
モンゴルのゲルステイの1日
ではここで、モンゴルのゲルステイの1日の流れを紹介しましょう。
朝〜昼まで
早朝7時、あまりのベッドの固さに起きます。
外はもう、めちゃくちゃ暑いですが、もちろん日陰なんてものはありません。
よって、ほとんどゲルの中で過ごすことになりますが、なーーーんにもすることがない!
唯一の楽しみのipadの充電もほぼないのに、コンセントがないという.....。
もちろん水道も電気もない、シャワーもない、冷蔵庫もない、ビールも飲めない、iphoneは余裕で圏外。
おらこんなゲル〜イヤだ〜♬と、無意識のうちに鼻歌を歌っている自分に気づく午前10時。
昼から夕方まで
昼過ぎに、おじさんと乗馬にでかけます。
1時間で1000円もしないくらいの料金で、お馬さんに乗れます。
っていうか、おじさんの放牧のお仕事の後について行ってるだけのような気もしますが。。
夕方から夜
そして、なーーーーーーーんもすることがないまま、夕方に。
放牧していた家畜たち、自分で帰ってくるんですねー、おりこうさん!
で、あっという間に夜になります。
それはそれで、幻想的でキレイでしたけどね。
モンゴルのゲルステイの注意点
では、モンゴルのゲルに宿泊してみたい方に、わたしから何点か注意事項というかアドバイスです。
とても言霊が乗ってますよ(笑)
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・とにかくなーーーーんもない
この場合のなーーーんも、とは、以下を含みます。
クーラー
モンゴルの大草原は、昼は日陰がない猛暑地獄、夜は手袋をはめながら寝るほどの寒さ。
日本なら寒暖両用のクーラーがあれば対応できますが、そんな文明の利器はここにはありません。
自己調節しましょう。
水道
水道が無いため、どれだけ汗をかいても基本的に滞在中はNo Showerです。
カップルで行く場合、お互いの体臭に気をつけましょう。
冷蔵庫
冷えた飲み物を飲むことはあきらめましょう。
基本的にはすべて、常温でいただくことになり、腸にはやさしいです。
冷えたビール
もちろんありません。
冷蔵庫がない=ビールが飲めない、ということ。
これが個人的には一番きつかったー!
テレビ
もちろん、テレビもございません。
しかし、隣のホストファミリーのゲルには衛星放送を受信するためのアンテナがあり、いろんな番組を見ているようです。
自分たちだけ、うらやましいぞー!!
コンセント
っていうか、そもそもゲルにコンセントがねぇ!!
モバイルバッテリーがないと、スマホなどの文明の利器は、ただのお荷物です。
食料
コンビニみたいな気の利いた店はもちろんありません。
そのため小腹がすいても食べ物はまったくなく、食事の時間が一番の楽しみとなるのです。
ウランバートルに前夜に寄る人は、スーパーなどで日持ちするパンやお菓子など購入しておくといいでしょう。
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とまあ、いろいろ書きなぐりましたが、、
要するに、ヒマです。
もちろん、それを楽しみにしていく方がほとんどかとは思いますが、暇つぶしのものをなにか持っていったほうがいいでしょう。
・夜は冷える
昼の蒸し暑さからは想像もできないくらい、底冷えします。
寒暖差が凄まじいので、必ず羽織るものを持参しましょう。
あと、夜寝る時に犬の鳴き声がうるさいので、耳栓などがあったほうがいかと思います。
モバイルバッテリーは必須!
はい、そのまんまです。
それでも充電はできないので、チビチビ使っていくことになります。
そのため多少重くても、容量の大きいものを選んだほうがいいでしょう。
こちらのモバイルバッテリーだと、20000アンペアの大容量&しかもなんと太陽光で充電できるため、ゲル宿泊の強力なグッズです。
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・外界との連絡は取れないことを覚悟せよ
結局、個人的に3泊のプランを2泊に変更して、ウランバートルに戻らせてもらいました。
電波?なにそれ?っていう圏外の世界。
僕がリスペクトする高城剛さんに言わせれば、それが素晴らしいと仰るんでしょうが、、、
う〜〜ん、、わたしには結構きつかったですねー。。
まとめ
もしあなたが寂しがりやさんなのであれば、モンゴルのゲルに1人で行くのは、絶対にオススメしません。
テレビで見たウルルン滞在記ほど、現地のファミリーと濃い時間を過ごすわけでもなかったというオチ。
それでも、娘は「絶対、また行きたい!」と行ってたので、それがせめてもの救いです。
なーーんにもない、それが逆に新鮮なようでした。
でも、人生で1度はこんなホームステイは体験した方がいいと思えた、そんな3日間でした。
ちなみにStone Hores社でゲル宿泊ツアーを申し込むと、最後の日はウランバートル市内観光に連れて行ってもらえます。
フライトまでの時間つぶしにもなる、モンゴルの博物館や伝統芸能を鑑賞するコースがついており、ウランバートルのモンゴル料理の美味しいお店(自費)にも連れて行ってもらえたので、このツアー会社にしてよかったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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