キューバ・バラデロのオール・イン・クルーシブホテルは期待はずれだった話
2018/02/01
みなさん、こんにちわ。
世界を旅するノマドブロガー、かつお(@katsuyamamoto)です。
さて、先日の記事でも書いた通り、人生初の社会主義国家であるキューバ上陸初日から、ハバナにおいていろいろノックダウンされたわたしは、その疲れを癒すためにキューバ随一のリゾート地であるバラデロに向かったんですよね。
今回のバラデロへの旅をコーディネートしてくれた同行者のIさんいわく、「かつさん、バラデロは最高ですよ!なんといってもオールインクルーシブのホテルなので、これは期待しておいてください!」と言われたので、めちゃんこ楽しみにしていたんですよね。
ちなみにオールインクルーシブとは、all inclusive(すべて含まれる)のことで、南米などではよくあるのですが、ホテルにチェックインする際につけられた腕輪を提示すると、そのホテルの中で食事や飲みものなどが全て無料というサービスです。
ただ、結論から言うと、バラデロでのオールインクルーシブサービスは期待はずれでした。
他の方のブログを見てみると、結構絶賛している記事が多いのですが、あえて僕は反対の意見を言ってみたいと思います。
それではなぜ、バラデロでのオールインクルーシブのホテルが期待はずれだったのかついて、その理由をお話しましょう。
スポンサーリンク
ハバナからバラデロへのアクセスがよくない
ハバナからバラデロまでのアクセスですが、長距離バスで約3時間強の道のりです。
長距離バスは新市街にある、ハバナのバスターミナルから出ているのですが、まずはそこまで僕たちの泊まっているCASAからタクシーで約20分ほどでした。
もちろん、到着したときにはすでに、キューバ名物の長蛇の列が並んでおりました。
これはキューバに行った方ならわかっていただけると思うのですが、閉店時間を1分でも過ぎたり、商品やサービスが売り切れてなかったりすると、そこでどれだけ並んでいてもぶった切られるんですよね。。
ちなみにハバナからバラデロまでのバスチケットの料金は10ペソ(≒1100円ほど)なので、そこまでは高くないのですが、この長蛇の列に並ぶと言うしんどさと、もし買えなかったときのリスクを考えると、そこに待機している白タクの運ちゃんにお願いしたくなっちゃいますよね。
で、その時も数多の声をかけてくる白タクのうんちゃんの中から、人の良さそうな三段腹のおじさんに声をかけると、二人で70ドルでいいよと言うナメた事を言われたのですが、オールドカーではなかったですし、まぁ快適に行けるのでその車で行こうということになったんですよね。
ちなみにオールドカーだと、これの約半額くらいが相場なのですが、バラデロまで3時間の長旅の中、途中でエンジントラブルで止まる事が多々あるオールドカーでの移動は、絶対におすすめしません。
僕らが乗ったのは新車(?)だったので、クーラーの効きもそこまで悪くなく、同乗したカザフスタンの若者を乗せて、3人で出発することになりました。
3人の乗客を乗せた三段腹のおじさんドライバーは上機嫌で、途中で何度もジョークを言って笑わせてくれましたが、バラデロのバスセンターに到着した途端、態度が変わります。
なんでもカザフスタンの若者はそのバラデロのバスセンターまでだったのですが、僕たちは乗車するときに、きちんとバラデロのホテル名を言ったにもかかわらず、聞いてないからここで降りろ!の一点張り。
そこのバスセンターから僕たちの目的のオールインクルーシブのホテルまでは、車でわずか7分の距離だったのですが、おじさんはどんどん怒り出して「もう10ドル払え!」とわめき散らします。
こんなところで料金トラブルとか本当に嫌だったんですが、もうとにかく疲れていたし、早く快適なホテルに行きたいと言うことで結局、余分に10ドルを払って何とかホテルに到着したのが、もう夕方前になっていました。
教訓:ハバナからバラデロまでの移動は、タクシーを乗る場合は必ず目的地と料金を事前に紙に書いて持っておきましょう
スポンサーリンク
オールインクルーシブはおいしい料理があってこそ
気を取り直してホテルにチェックインし(そこでもやや並んだのですがそれは割愛)、とりあえずわれわれはビーチに出たのでした。
カリブ海に面したプライベートビーチは、景色はとても最高!でした。
まぁしかし、40オーバーの男2人でカリブ海で泳いでもアレなので、とりあえずは乾杯しましょうと言うことで、早速ビールを頼んだのですが、コップがめちゃんこ小さい紙コップ....… (笑)
おそらく一杯200mlくらいの容量だと思いますが、これがなかなか結構曲者でして。
「コップが小さくても全てタダなんだから、飲み干したらまたもらえばいいんじゃないの?」と思ったそこのあなた、あまい!
はっきり言って黒糖サーターアンダギーよりもあまいです。
なぜならこの一杯のビールをもらうために、やはりまた4〜5分程度(バーカウンターで5分は長い)並ばなければいけません。
仮に5杯飲むとして、4〜5分×5杯=20〜25分の時間をロスすることとなります。
なので、お酒をオーダーする際には、自分とツレの分だと言うよそおいで、1度に2杯頼む必殺奥義を編み出しました。
ご満悦です。
それならばレストランはどうか?と言う事ですが、もちろんディナーも次の日のランチも、ホテルにいくつかあるレストランに行きましたが、ホテルの案内に書いていた営業時間にレストランに行っても、オープンする気配はなし。
他にも並んでいるお客さんはいて、レストランのスタッフは中にいるにもかかわらず、です。
結局10時オープンと書いてあるレストラン、オープンしたのは10時35分でした。
それでも美味しければ言うことなしなのですが、これもキューバに旅をしたことある人はわかるかと思いますが、とにかキューバの料理はめちゃくちゃまずいです。
Iさんと話していたのですが、おそらく経済制裁のため調味料が豊富にない事が原因ではないか?と話していました。
しかたなく、味付けがめちゃんこ薄い、パサパサの肉を2人で食べましたが、正直言って何皿もおかわりするレベルではなかったです。。。
教訓:これならハバナの日本食堂が断然オススメ!
オールインクルーシブは社会主義と最高のミスマッチ
です。
上の段でも少し話をしましたが、とにかくキューバは何もかも並びます。
2日目は、チェックアウトまで時間があるため、プールでのんびりしようかと言う話になり、バスタオルをプールのフロントでもらうのですが、これもご覧の通り長蛇の列でして、バスタオルを2枚もらうためにかかった時間が15分!(笑)
それでもプールにはトップレスの女性がいて、それはそれでよかったのですが(笑)
また、キューバのWi-Fi事情はまた別の記事にゆずりますが、これも多くの人がブログで書いてあるとおり、キューバではネットが繋がる場所が限られてます。
このホテルでも例外ではなく、ネットが繋がるのはホテルのロビーのみ。
つまり部屋では全くつながらないため、夜になると多くの人がスマホ片手にホテルのロビーに集まります。
こちらのWi-Fiのパスワードが書いてあるカードを購入すると、1時間2ドルでネットに接続できるのですが、このカードがなくなると、Wi-Fiカードを求める人が、これまたホテルのカウンターに並びます。
ここも朝の9時にオープンすると書いてあったのですが、結局オープンしたのは朝の9時45分で、しかもご覧の通りこれまた長蛇の列でした。
いくらオールインクルーシブでも、これだけ何をするにも並ばされて時間が無駄に浪費されるのは、僕にとってはとても辛い体験でした。
ちなみに、帰りにハバナからトロントへ向かう空港で小腹が空いたため、何か軽食を取ろうと思ったら、これまたご覧の通り長蛇の列。
もーええわ。
教訓:オールインクルーシブでもやっぱり並ぶ
スポンサーリンク
まとめ
もちろんこれはあくまで個人的感想ですので、中にはキューバのバラデロでとても楽しい思い出を作られた方もいるかと思います。
もちろん僕もキューバ自体はとても勉強になりましたし、みんなが魅せる人懐っこい笑顔や、古き良き(?)世界観は、ここでしか見れないものだと思います。
ただし、キューバのバラデロに、最高のリゾートを求めてオールインクルーシブのホテルを予約するなら、皆さんの期待値をそこまで高くしないほうがいいかと思います!
それではみなさん、よい旅を!!
今、トラベラーに人気の渡航先としてキューバが選ばれる理由とクラシックカーの関係みたいなのを書いてみました。
ちまたでは定説となっている、キューバ入国の際の海外旅行保険証明書は必要か!?を検証してみました。
キューバの旧市街(オールド・ハバナ)を観光して感じた3つのことを、ちょっと真面目に書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
このブログの作者はこんな人ですっ!
毎日が日曜日のライフスタイルにご興味のある方は、是非アクセスくださいっ!
- 1
Amazonプライム会員に登録してわかったメリット・特典(2018年2月版)
みなさん、こんにちわ。 世界を旅するノマドブロガー、 ...