インドのクリケットのワールドカップを見て価値観が変わった話
2017/12/21
みなさん、こんにちわ。
世界を旅するノマドブロガー、かつお(@katsuyamamoto)です。
今日はよくありがちな、「世界を旅して価値観が変わった話」をしたいと思います。
実はわたし、この手の話はそんなに好きではないんですよね。
ありがちというかベタというか、自分探しの世界への旅みたいな、おかしな方向にも行きがちな話にもなりますし。
ただ、インドのゴアで実際にわたしが考えさせられたことがあったので、今日はそんなお話。
まもなく40歳になろうかという、2015年3月末のインドのゴアにての出来事です。
インドのゴアで見た不思議な光景
2015年3月末、男3人でインドのゴアを旅しました。
旅の目的は、かつてのゴアトランスの聖地を巡礼するという、にべもないものだったのですが、そこはもうインド政府の規制も厳しくなり、グデングデンの旅になっていたんですよね。
で、ホテルの併設のレストランでランチをとりながら、午後からの予定を3人でミーティングしていたときのこと。
何気なくぼんやりと見ていたテレビに映る、巨大なスタジアムに超満員の人・人・人。
いや、インドなので人の多さにはもう、免疫がついていたんです。
だって、普通にビーチに行ってもこんな光景やし。
あと、野良犬ならぬ野良牛の存在も、もはや驚きません。
あ、どもどもって感じ。
なので、人の多さに驚いたわけではありません。
それよりも、見たことのない競技に熱狂している何万人ものスタジアムの人々、に興味を持ったのです。
40年近く生きてきて、なんとなく薄い知識で、その競技がイギリス発祥の「クリケット」であることはわかりました。
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クリケットとは?
ところでクリケットとはどういった競技なのか?
以下はwikipediaからの引用です。
クリケット(英: cricket、英語発音: [ˈkrikit] )は、フィールド上1チーム11名の2チームによって半径70メートルほどの広大なフィールド(クリケットではオーヴァル:oval と呼ばれる)で行われるバットとボールを用いるスポーツである。
見たことのない人に簡単に説明しますと、ルールは野球と似ていて、ピッチャー(?)がヘルメットをかぶったバッター(?)にボールのようなものを投げ、バッター(?)は棒のようなものでそれを打ち返します。
野球の元となったスポーツだというのは聞いたことがあったので、見ていてなんとなく納得。
それまでは「野球のオリジナルである、どちらかというと世界でマイナーのスポーツ=クリケット」という認識でした。
プロリーグも最近になってようやくできたそうですし。
世界最大のクリケットのプロリーグは2008年に発足したインドのインディアン・プレミアリーグ(IPL)である。世界のトップクラスの選手の多くはこのリーグのチームに所属している。 2015年シーズンの観客動員数は約171万人であり、リーグの売上高は115億ルピー(約210億円)である[5]。2015年の最高年俸はマヘンドラ・シン・ドーニの300万ドルである[6]。同選手はスポンサー収入など年俸以外の収入を含めた年収が、2015年版のランキングで3100万ドルと算定されており、クリケット選手として唯一世界のスポーツ界の年収トップ100選手にランクインした[7]。
でも、あとで調べて驚いたのですが、プロスポーツ競技としてショービジネスになったのは最近ですが、競技人口はサッカーに次ぐ世界第3位だそうで、むしろ向こうから見れば野球なんてマイナースポーツの極みといったところでしょうか。
クリケットのワールドカップを見て感じたこと
その見たことのない競技に熱狂しているスタジアムの人々(同じくテレビの前で熱狂している人々)を眺めながら、急に脳幹がしびれるような錯覚に見舞われました。
確かその試合は、西インドVSニュージーランド(間違ってたらすいません)だったような気がします。
インドは元々、イギリスが宗主国なんですよね。
なので、アメリカが本場の野球はほとんど流行っていません。
西側陣営に属している(?)日本にいれば、ちょっと想像しにくいかもしれませんが、世界で最も影響力を持っているのは間違いなく大英帝国です。
それは、ロンドンの大英博物館を旅したときに、いやというほど感じました。
なので、クリケットが国民的スポーツとなっている国は、インドだけでなくパキスタン、バングラデッシュ、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ..........など、大英帝国連邦の国々。
しかもこれらの国の人口たるや、数十億人です。
GDPが世界第3位の比較的裕福な国で40年生きてきて、それなりに人生にコミットをし、それなりに自負もある自分です。
その自分が、全く見たこともない世界を見たときの衝撃。
全然世界のことを知らない。
むしろ、こちらが少数派であるという現実。
クリケットのルールは最後までよくわからなかったけれど、この旅でどのレストランに行っても、テレビではクリケットのワールドカップが流れ、またそのゲームの流れに一喜一憂する多くのインド人。
うまく言葉に出来ないですが、自分の中で確かに価値観が変わったのです。
30年以上生きてきて、言葉ではわかっていた「価値観の多様性」の、真の意味がわかったような感覚。
地球の裏側で、まったく意味不明の競技(失礼)に熱狂する、スタジアムの何万人もの光景。
ちなみにその翌年にスリランカを1人で旅したとき、街歩きで見た路地裏で子どもたちが遊ぶ光景もクリケットでした。
まとめ
で、頭の中をバーチャルインド人にしてみます。
おそらく、彼らから見た野球に興じる日本人は、これ以上のカルチャーショックがあるでしょう。
「なぜクリケットをやらないのか?」
とか
「こんなスポーツがこの国では流行っているのか」
とか、おそらく思うはずです。
こうなるともう、異文化コミュニケーションっていうやつです。
世界にはまだまだ知らない文化や、コミュニティがあるんだと思います。
わかってはいるはずですが、それを再認識させてくれたインドで見たクリケットのワールドカップのお話でした。
それにつけても共通するのは、子どもの可愛さよ!
その時のインドのゴアを旅した時の話はこちらですー。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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